日本では太平洋側の年間日照時間が長いため、
日本海側よりも多くの発電量が期待できます。
太陽光パネルの発電量は日射量に比例するため、
日本では日照時間の長い4月~9月ごろまでが発電量が多く、
逆に11月~2月ごろは少ない傾向にあります。
一般的に8月が発電量が一番高いですが、
実は5月ごろに発電量が多くなるケースもあります。
6月、7月は梅雨の季節であるため発電量は落ちてしまいます。
とはいえ、「寒い地域には太陽光パネルは設置できないのか?」というと、そんなこともありません。
例えば北海道などの寒冷地では、梅雨がないぶん、年間の日照時間は意外と長いのです。
実は、夏は気温が上がるからといって多く発電するわけではありません。
太陽光パネルは温度が上昇すればするほど、発電量が低下してしまうのです。
つまり、太陽光パネルの表面温度がそれほど上がらない寒冷地では、発電の効率も下がりにくいのです。
逆に、気温が高くなる地域では、
パネルと屋根のすき間に風の通る空間が作るのが理想的となります。