太陽光パネルは、常に直射日光や雨風にさらされているため、
表面が強化ガラスで覆われています。
カラスに突付かれたり、強風で飛ばされた木の枝が当たったりしたぐらいでは、
まず傷むことはありません。
また、一部のガラスが万が一割れたとしても、途端に発電しなくなるなんてこともありません。
太陽光パネルは一部が破損しても、
他の部分を経由して電気が流れるような仕組みになっているためです。
また、システムに可動部分がほとんどないため、
騒音が出ないだけでなく、メンテナンスも簡単で済みます。
雪の多い地域では、パネルに雪がつもってしまうと、
途端に発電ができなくなってしまいますから、定期的な除雪作業は必要になります。
ただ、太陽光パネルの表面はガラスなので、薄く積もった程度であれば、
太陽光パネルの熱によって自然に雪は解け、滑り落ちます。
豪雪地域以外では、基本的にほこりなどがパネルに付着しても、
雨によって洗い流されますが、鳥糞などの細かな汚れは取れにくいですから、
受光障害が発生してしまい、完全にメンテナンスが不要というわけでもありません。
火山が近くにある地域などでは、火山灰が積もったりすると、
取り除かない限り発電は難しくなってしまいます。